土屋ホームの家は
「高気密、高断熱」。

それは木造軸組構造を進化させた外断熱「BES-T 構法」により柱や断熱材の隙間から無駄な熱が逃げるのを防ぐことで実現しています。
この「高気密、高断熱」とセットで重要になるのが「換気性能」。
夏は涼しく、冬は暖かく、一年を通して快適な環境で日々暮らすために導入されている換気性能が今回ご紹介する「熱交換換気ユニット」です。
 

熱交換換気ユニットとは?

この「熱交換換気ユニット」は、24時間、吸気も排気も機械で行う
第一種換気システムを採用しています。
例えば冬、換気の際に発生する冷え切った外気温と、暖房で暖まった
室内の温度差をユニット内で熱交換を行うことによって軽減されるため、
通常の換気より暖房のロスを防いでくれています。夏場は暑い外気と、
室内の快適な温度差が軽減されているのです。

このユニットが私たちの暮らしを快適にコントロールしてくれている
欠かすことのできない機能です。
 

換気ユニットの要は
換気フィルター

また換気ユニットには、給気清浄フィルターをはじめ各種フィルターが装着されていて、外気から取り込まれるアレルゲン要素、室内の湿気やカビ、ダニをフィルターによって防ぐ働きをしています。

例えば、私たちが外出する際に、ウイルスや
花粉、埃から身を守るためにつける「マスク」。

1度使ったマスクを何のお手入れもいないで
何日も使いまわすことは気が引けますね。
同じように家にとって外敵の侵入を守るための
マスクが「フィルター」です。

コロナ禍の現在、おうち時間での過ごし方の
ひとつとして、窓ガラスをキレイに拭いたり、
模様替えを兼ねてソファや家電を動かして隅の
ほこりを掃除するなど今まで手をつけていなかった場所の掃除に取り組み、不用品の整理や見直しを行って、より快適な“暮らしづくり”に力を入れている方も多いのではないでしょうか。

 

こういう時は換気フィルターを
点検しましょう

〇掃除機の中のゴミは捨てたばかりでも、吸い込みが悪く感じられる。音がうるさく感じられる…。そんな時掃除機のフィルタを掃除したところ新品のように吸引力が改善した。

〇最近購入したドライヤーのうしろをふと見ると、埃がたくさんついていた。吸引して吐き出す機能があるものには、フィルターが“命”なのですね。

家も同様で、せっかく掃除が終わったのに、空気が淀んでいたり、以前に比べて換気の音が気になることはありませんか。

そう感じるときはぜひ換気フィルターを点検してみましょう。

先ほどの家電の話と同様にフィルターにゴミがたまると換気効果は格段に悪くなってしまいます。

特に夏から秋、冬から春といった季節の変わり目は、換気ユニットもフル稼働して、頑張った証がフィルターに現れていることでしょう。
夏は虫がフィルターについてしまうことも。

各季節を快適に過ごす準備として、季節の変わり目にフィルターの掃除をしてみることをおすすめします。

 









換気フィルターの点検方法

では熱交換ユニットのフィルターケースを点検してみましょう。
※汚れていたり、機械で手を傷めないためにもゴム手袋等の着用をお勧めします。

まずは、ルーバー、グリル共に埃を掃除機で吸い取り、水または台所用中性洗剤を浸した布でふき取った後、から拭きをします。

ルーバーの汚れがひどい場合は取り外して水洗いができます。月に1回くらいできると良いですね。

  1. 点検をはじめる前に、換気ユニットの電源を切ります。(電源が入ったままフィルターを取り出すと、無防備な状態で吸排気してしまいますので、お勧めできません。)
  2. 点検口を開け、手で支えながら固定つまみ3箇所を緩めてフィルターケースを下方に引き出して取り出します。(フィルターから埃等が落ちてくることも考えられますのでそっと出しましょう)(上図の「フィルターケース」参照)
  3. フィルターケースから給気清浄フィルターを取り出します。
  4. フィルターケース、給気清浄フィルター それぞれ掃除機でゴミ、埃等を取り除きます。
  5. 取り外した時の逆の手順で、戻して完了です。

このように目に見えるゴミ、埃はこのように月の掃除で簡単に取り除くことができます。

ただし、給気フィルターの掃除は1点注意があります。

給気清浄フィルターは水洗いができません。
汚れが取り除けない時は、台所用洗剤を浸した布で拭き取り、からぶきを行って十分に乾かしてから戻さないと逆にカビの原因になってしまいますので気をつけましょう。

しかし、フィルター自体にも不純物をシャットアウトできる期間があります。
おおよその有効期間は2年間といわれていますので、2年を経過した後はキレイに見えてもフィルターの役割を果たせていないことが考えられます。

取り出した際、給気フィルターに記載の使用開始年月日を見てみましょう。
気が付いたときに交換できるように給気フィルターを備えておくと、出し入れの面倒な手間を最小限ですませられますね。

最近、気温も少しずつ上がってきて春の気配を感じる日も多くなってきました。

季節の変わり目にフィルタを一新して、快適な暮らしの準備を行ってみてはいかがでしょう。
 

 

今回ご紹介した換気フィルター
商品一覧